ご結婚25周年を機に何かしたいと考えられたYさまご夫妻。その結果、ご主人が大学生の時にご両親が新築された家をリフォームすることに決意されました。
一番のご要望は、シンプルで明るく、そして家族が団欒できる空間。それまでは住まいの中心にダイニングキッチンがあり、食事が終われば家族それぞれ部屋に戻る暮らしだったそうです。また、DKの奥にご両親の居室があり、人を招いた時などお互いに気遣いしなければならなかったと言います。そのため、リフォームでは、まず1室を減らしてDKをLDKに変更。「食事が終わった後に家族の団欒の時間が生まれましたし、お客さまをお招きするのが好きなので宴会が増えました(笑)」と話すご主人。
キッチンにこだわられた奥さま。それまでは天板の高さが低く、長くキッチンに向かっていると腰が痛くなったそうです。「リフォームといってもどうしていいか分かりません。プロの目で提案いただき、選択肢を絞ってもらい、そして背中を押してもらったような気がします」と奥さま。ショールームで高さもしっかり確認して決めたシステムキッチンは、とても使いやすいそうです。
Yさま邸のリフォームには、さらに細かな配慮があります。「明るく開放的に」というご要望にお応えし、キッチンには電球型蛍光灯のダウンライトを設け、ダイニングは高さを考えたペンダントライトに変更。玄関ホールは照明を昼光色にし、採光、通風のとれるドアを採用。さらに階段下収納の建具を白にするなど、明るい印象を演出しています。「玄関灯も明るくて、夜、外から見るといい雰囲気なんですよ」とご主人。
また、1階の開口部はすべてペアガラスに変更。音も静かになって、エアコンを消してしばらくしてもまだ涼しく感じるなど、遮音性・断熱性能も実感されているとか。
水廻りでは、お風呂は外形サイズはそのままに浴槽を大きく。また、洗面台と洗濯機置場の位置を入れ替え、洗面脱衣室を広く使えるように。洗面化粧台はお湯も使えるようになりました。
外構では既存の門柱と塀の高さを約40cmほど低くしました。家の中から外がよく見えるようになり、さらに開放感が高まります。通りからも中がうかがえるので、ご近所の方がご家族の在宅に気がついて声をかけてくれるなど、京都らしい風情を残す、路地に面したお住まいならではのリフォームです。
2匹の愛犬がいるテラスにはルーフを新設。雨が降り出した時の心配がなくなりました。お嬢さまからはリフォームのお祝いに犬小屋がプレゼントがありました。「私たちはリフォームですけれど犬たちは新築です」と笑う奥さま。
ご結婚25周年記念のリフォームでご家族一緒の時間が増えたYさま邸には、家族の笑顔があふれています。
京都府京都市 Yさま
- ■家族構成/お父さま、お母さま、ご主人、奥さま、お子さま
- ■リフォーム時期/2011年3月
- ■リフォーム工期/約2ヶ月
- ■リフォーム部位/屋内全面改装、キッチン・浴室・トイレ、塗装・外構
- ■工事費用概算/約1,400万円
- ■お住まいのタイプ/M3 ’81
- ■築29年
※地域・建物の仕様によっては、同じように対応できないケースや、
工事費用・工事期間が異なる場合がございます。